あの日何かがズレていたら

僕がまだ小学校低学年だった1997年1月17日。

 

この日父親が仕事で神戸に行っていた。

 

今と違って携帯電話もない。

 

テレビには崩壊した高速道路からバスが落ちかけている映像や

 

あちこちから火が出ている街が映し出されている。

 

僕は子どもで状況もよくわかっていなかったけど、


きっと母は気が気ではなかったと思う。

 

しばらくして父から連絡が入った。

 

無事だった。

 

 

一昨日は帰省している弟も含めて家族で過ごした。

 

なんでもない大晦日だった。

 

でも、それは当たり前じゃない。


あの日何かがズレていたら

 

父とこうやってお酒を呑むことはなかったかもしれない。

 

今回の地震で悲しむ人が1人でも少なくなることを願っています。